研削加工ブログ

有限会社楠木研磨工業所

≪内径、円筒(外径)、平面の研削加工≫
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研削加工のアヤメとは
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    こんにちは、楠木です!



    今日は研削加工のアヤメについてまとめます。

    まずアヤメを漢字で書くと綾目と書きます。綾は線が斜めに交わった模様という意味があるので、そのような模様がワークについているいうことになります。



    では研磨におけるアヤメとはどういうことかというと、砥石の端面でワークの端面を研磨したときに、砥石の中心とワークの中心がきっちり揃っていると研磨目がアヤメになるのです。中心がきっちり揃っているとは、0.01mm以内というぐらいの感覚です。逆にこれよりズレが大きいと砥石の上下半分が効いて削っていくこととなりますので、アヤメならず、斜線が走るイメージになります。



    以上のことは、円筒研磨もしくは内径研磨時をイメージして書きましたが、平面研磨でも砥石軸とテーブルの平行が出ている場合に端面を当てた場合にアヤメとなります。



    ここまで端面の研削について書きましたが、実はプレーン砥石の端面を使用して削ることは安全の法令上やってはいけないことになっています。カップ形状砥石やアンギュラ砥石はOKです。確かに砥石のヌスミを取らずに端面を当てることは、砥石が破損して危険だと思います。しかし、実際には端面を使わないと製品にならない例は山ほどあります。端面研削をするときは切り込み量、送り量をギリギリまで少なくして、安全第一で行いましょう。



    次に端面のアヤメを出す方法です。

    端面のアヤメは基本的に機械の精度によるところが大きく、機械の摺動面が減っているなどするとアヤメは出ません。そこでアヤメを出す工夫をするのですが、砥石軸とワークの中心が0.01mm以内になるようにシムなどを使って調整します。具体的には円筒研削盤での両センター作業の場合、芯押台にシムを噛ませます。注意が必要なのは、片方にシムを噛ますとセンターの平行が崩れることです。最近では芯押台にアヤメ調整の機構をオプションでつけることもできます。



    最後に、アヤメが出ていると直角度が出ていると言われるのですが、アヤメは一つの目安となるだけで、必ずしも正ではありません。しかし、見た目や外観で必要と言われれば、アヤメを出すことが必要な時もあります。しかし、アヤメを出すのが目的になってしまい、十分にスパークアウトせずに加工を終わってしまうなどすると、面粗度や直角度が逆に悪くなってしまったりします。やはり、研削の特性をよく理解した上で、加工を進めるのか

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